
- 今回は アーバンベネフィット株式会社 取締役会長 木村勝男氏にお越しいただきました。本日はお忙しい中お時間をいただきまして、ありがとうございます。宜しくお願いいたします。
アーバンベネフィット株式会社 取締役会長の木村です。宜しくお願いします。
- 渋谷維新というのは日本を渋谷から「元気」にして行こう!ということではじめたものなんですよ。
ええやないか~頑張って欲しいね。今日本で一番必要なのは「元気」よ。「元気」ないんやね、はっきり言って。僕もB/S経営で日本を「元気」にさせようと思っとるんや。あれで「元気」になるんや。
僕はね、最初からB/S経営の理論を探してきたわけではないんよ。これは経営の勉強をしていく過程で 気づいたことなんよ。
決算書にはB/SとP/Lがあるけども、ほとんどの経営者はP/L経営をやってるのよ。やってることにすら気づいていない
かもしれないけども。B/S経営の理論はまず今の自己資本を何年後にいくらにしたいのかというビジョンを作ることから始まる。
そうするとその目標が自分に色々聞いてくるよ。
それでいいのか?これでいけるのか?
そこに新しい経営のヒントやアイディアがあるんよ。
ビジョンというのはそういうことをさせていくんよ。これが出来ん人はおらへん。これからの経営にはこれは絶対必要なことなんよ。今の元気の無い世の中を変えるためには明るい未来が描けなければいかんのよ。それが無ければ明るく振舞えるはずがないのよ。明るい明日を考える、企画するって言うのはビジョンしかないねん。
僕はね経営者にはビジョン構築能力がいるとおもってるねん。
ビジョンをどういう風に達成するかっていうのを我々は戦略と呼んでるわけや。
だからどういう風に作りたいのか、目標には数値目標と定性(言葉)がいるねん。その2つがあってはじめて具体的な話が出来るわけや。だからこそ経営者にはビジョンを構築する能力がいるわけや。それを全部ひっくるめるとB/Sシートに反映されるわけよ。
B/Sの話をすると誰でもドキドキするねん。伝わってくるんよ。
僕はね、そのドキドキを社員にも共有させよ!! って言うんよ。
その時に伝えるのは数字だけではいかん、数字にどんな意味があるのか言葉を添えなけりゃ伝わらん。逆に言うと、決算書を見て作文がつくれるかどうかよ。決算書は数字やろ?その数字の羅列にストーリーを加えて伝えていくことが大切なんや。
誰でもようさん儲けたい、誰でも税金払いたくないんや。
100人おったら99人はそう思っとるわ。P/L経営やっとる人はほとんどそうや。
税金払うぐらいやったらいい車乗って、社員に給料大目に払って、慰安旅行に行ってつかったらええねん。と思っとる。
そんで利益が減ったら喜んどるんや。今までは皆これで行けたんや、それが経営と思っとった。
違うねん、備えがないねん。備えが無いというのは社員のためになっとらん。備えがあったら、もしも2年間仕事が止まったとしても社員に安心せえやと言えるやろ? 決算書は経営者の通信簿やねん。通信簿はどこに出るかって言うとB/Sに出るんや.
P/Lは毎年変わるけど、B/Sは積み重ねてきたもんやから経営思想が出るんや。だから文章が作れるっていうんや。
経営とは数字やねん。数字がわからんと経営はできへん。
僕はね、海外で色々事業をやっとるけども、大体成功するんや。でも英語はわからへん。
仕事というのは、色々ある、けども決算書は同じやねん。僕は数字が分かるから海外でも経営が出来るわけや、決算書は万国共通なんや、あれは貿易商人が作ったものやからな。ところがな、普通の人は違うんや。いい仕事をすることが経営やと思っとる。いい商品をつくり、いいサービスをし、いい商品を売る。これは仕事やねん。もちろんいいことやで?
でも事業と企業は違うねん。事業は仕事、企業は会社。事業はいい仕事をせなあかん。企業はB/Sを良くすることや。うちは企業再生をやってるんや、事業再生はせん。事業の方はプロにやってもらったらええんや。
だからコラボできるんや。だから僕は事業はP/L、企業はB/Sって分けとるんや。
いい仕事をすることと、いい会社をつくることは違うんや、腕のいいすし職人はいい仕事するけどもいい会社を作れるかどうかはわからん。
- 木村会長のモーニングセミナーの話をきいて今倫理法人会で簿記講座をやってるんですよ。
今まで会社の売り上げをとにかく上げる事に全力を尽くしてきて、どうしても数字の勉強が二の次になってしまった。
でも今さら恥ずかしくて聞けない。という社長さんもいるんです。
あーええ事やねぇ~ どんどんやってほしいなぁ
知らんことは恥ずかしいことやない。知らんかったら学べばいい。知らんて事がわかっても学ばないことは恥ずかしいことや。だから僕はいくつになってもやるんや。
前から思とったけど、倫理には数字が無いねん。倫理を学んでる経営者にはB/S経営をぜひ学んで欲しい。
中小企業は基本的に数字に弱いんよ、もったいない。
僕はB/S経営を啓蒙すれば中小企業は活性化するとおもってるんよ。
B/S経営って言うのは貯蓄なんよ。
売上 - 費用(税金を含む) = 利益(純利益)
売上 - 利益 = 費用
上の考え方の人はお金がたまらない。
下の考え方の人はお金がたまる。
経営者は利益が確保できなければ給料はもらわない。働いてる人には払わなあかんで!責任があるから。でも役員はあかん、取るなって。うちではそうしてる。最近になってやっと僕も給料もらえるようになったわ。
経営者はこうでなければいかん、それを強い意識を持ってやらなけりゃいかん。これが強い組織を作るということや。
分かりにくかったらこう考えればいい
給料 - 貯金 = 生活費
給与から強制貯金して残りが生活費。 これやっとる人はお金ためられるわ。
お金があるから信用が買えるわけじゃない。信用があればお金は集まってくる。
言葉遊びやけどな、信用する者、これは信者や、信者を集めるってのは金儲けのことやからね。
信者をつくったらね、どこでも儲かる。会社もそうやねん、会社の社員が信者になるかどうかやねん。
会社の理念や社長の信者にできるかどうかやねん。この人についてったら大丈夫って思わせられるかどうかやねん。
思わせられれば、みんながんばるよ。
会社は最初のうちは私利私欲ではじまるんや、うちも最初はそうやった。
だけどもある時、私利私欲ではなくて公利公欲にした。そしたらうちの会社はがーーっと伸びてったんや。
僕が企業再生するのは、ようけ税金を払ってくれるような企業だけや。
売上とか業種とか関係ない。ようけ税金を払ってる方が社会に貢献してると思えるやろ?それが大事なんや。
だけども「そんな事言ったかて木村さん政治家信用できますか?」とかいうねん
僕らは日本という世界で2番目に大きいマーケットを使わせてもらってるんや、マーケット使うには利用料いるやろ?
利用料をようさん払った方が儲かるような仕組みにどこのマーケットもなってるんや。
僕は数字を言う時は純利益の話だからね、どれだけ儲けるって話は、どれだけ税金を払うか?ってことなんよ。
僕は経営の王道の話をしてるんよ。経営の王道は倫理的なんよ、万人幸福の栞そのままなんよ。ただ、万人幸福の栞には数字の話がでてこない。こういう考えの人が数字に強くなたったら伸びるだろうねぇ。
会計士や税理士はプロフェッショナル、専門家や。
経営者はジェネラリストや。専門家の話を参考にしながら経営をするねん。
会計士や税理士は経営のプロやない。それを勘違いしよる人がようさんおるねん。
会社が儲からんのは会計士や税理士のせいやと思って「税理士今度かえますねん」って言いよる経営者もおるわ。
税理士は税金を少なくしようとする人もおる。でもその税理士はあかんわ。
強い会社を作るためには、税金をどうするのかという問題がある。
でもその「税金川」をどんなに深くてもつらくても渡らさなあかん。節税対策として嫁さんも子供もおらへん人にもおんなじだけ給料を出す。
社長にようさん給料を出す。そんなんしとったら誰が付いてくんねん。誰が社長の私腹を肥やすためにがんばんねん?自分のためにがんばるんやろ?
だから公利公欲やねん。目標を達成できんかったら給料とるなって言うの。
でも、物事は私利私欲で始まるんやで?私利私欲。けれども、ある程度やったら誰しも考えてしまうんや。
誰のおかげでここまでこれたんか。社員のみんなが頑張ってくれたからやなぁ~ ありがたいな~何か恩返しできんやろか? そこで公利公欲に切り替わるんよ。
誰しもがその会社で年をとるんよ。この会社で働いてよかったな~って思わせなあかんし、誰だって思って欲しいはずや。
うちの会社で社員さんはしわを増やしていったんやからな。それには責任がある。よそに行かすとしても元通りにしてやることはできんもん、年だけは。
人を雇うって事は人生を預かるってことやからね。まずは社員さんに恩返しせなあかん。
P/Lは有名になるねん。有名思考の人はP/L経営になるねん
でもB/S思考の人は無名やねん。無名有力になるねん。P/L思考の人は大体、有名無力になんねん。
有名な人ってのは有名なところを使ってくれってことやろ?そんで利用料をとりよる。
僕はそういうのの力を借りるの大嫌いやからな。うちの社員さんもそうやけどな。無名有力って考え方が好きなんやね。その業界、その道へ行けば名前が分かる程度でええねん。
- 倫理法人会を立ち上げた滝口氏は自分の墓石に「さぁ、ゆっくり眠ろうぜ」と刻んでおられますけれども、木村会長が墓石に彫るとしたらなんですか?
僕はいろいろ言ってるけども、やっぱり「やってみなわからん、やったことしか残らん」しかないと思うね。僕は色々分からんかったからね。これに支えられて僕は生きてきた。だからこれ以外考えられないね。
あと、僕は法名をもらってるのよ。「鳳雲」と言うんだけれども。この「鳳雲」のように生きたいと思ってるんよ。
だから毎朝起きたら30分座禅するし、般若心経を毎日書いてるわけよ。一年500枚くらい書いてる。とりあえず5000枚を目標にしてやってるんやけども、
このもらった名前にふさわしいような生き方をしたいと思ってるんよ。
だからお墓に刻むなら「やってみなわからん、やったことしか残らん」しかないと思う。そうやって生きてきたからね。
僕はモットーが「生涯チャレンジャー」を掲げてるからね。それをするために必要なのが「生涯勉強」「生涯青春」「生涯現役」
生涯現役て言うのは、社会に貢献できるような人間でありたいと言うことよ。社会に扶養されたくはないと思ってるんよ。ありがたいことに今B/S経営のことで講演会もさせてもらってて、皆元気になってくれてるから、それを続けていきたいと思ってます。
僕の人生の師は「貧乏」「苦労」「困難」この3つが僕の師匠。
これは僕の親父が残してくれたもの。これをさせてもらった事や。「逆境を与えてくれたこと」これが一番の宝物やと思ってる。
小学校卒業するまでに8回引越ししてるからね、ジプシーみたいなもんよ。だから一般の常識が育たなかったんやね。友達もできなかったから群れることはしないね。でも孤立はしてないんよ。「ジリツ」はしてるけども。自分で立って、自分を律する。
そういう環境を作っていったんよ。
- ご自分の生い立ちが宝物ということですね。
そうそう、僕が選んだわけじゃないけどね。
僕は母親にも父親にも口答えしたこと無いんだから。僕の一生は早いうちに父親が死んでしまったから、母親のためにがんばってきた。母親は苦しいときにずっと一緒に戦ってきた同志なんよ。だからいつもどうやったら母親が喜んでくれるか考えてがんばってきたんよ。その頃は選択肢がまったく無かったから、何も迷うことは無かったんよ。ただその道をひたすらにやってきただけなんよ。
父親が早くに死んだ、僕は長男やった、食うていけんから島根から大阪に出稼ぎに出た、大阪で嫁に出会った、子供が4人できた、不動産をやった、バブルにあって落ちた。みんな一コマ一コマ考えてみたら全部偶然やねん。
僕は島根を選んだわけでも親父を選んだわけでも日本を選んだわけでもないねん。でも偶然として考えるとどーしても納得がいかんかったんよ。だから僕は「偶然」を全部「必然」にかえていったんよ。そうしたら全部つながったんよ、驚いたねー。
じゃぁ、その必然をつなげたんは誰や? これはグレートサムシングなんやね。神や、天や、仏や!とにかく僕の力ではないんや。ここもそうや僕が社員さんを選んだわけや無い、社員さんが僕を選んだんや。この場所かてそうや。
全部つながってるねん。これが僕達のよく言う「縁」なのよ。
これを感じたときに僕は天から守られてるんやなぁと思ったね。僕はそんなに努力したとは思ってないんよ。どちらかというといい加減に生きたいと思ってるからね。
僕は非常にハンドルのブレが多いんよ。一応目標を立ててやるけどね、そのブレを楽しむ術を知ってるからね。
いい加減にやるってことは長持ちするコツやねん。周りにプレッシャーを与えないコツでもあるんや。目標に縛られるんじゃなくて、目標に体乗せてるからね、色々やることあるんよ。だから完全に一日ボーっとしとることはないんよ。
仕事は僕のホビーやねん。仕事がなかったら僕は駄目。海外行っても観光だけじゃないねん。観光を仕事にしてしまうんや。
逆に仕事も観光にしてしまう。僕は登山するけども、山登っとる最中もずーっと仕事のこと考えてる。寝るのも仕事のため、本読むのも仕事のため、酒飲むのも仕事のため。僕は意味の無いことは嫌いやねん。だから意味の無いことはせん。
僕からビジネスを取ったら何ものこらんよ。根っから仕事が好きやねん。
万人幸福の栞はようできてるよね。非常に言葉を選んで作られてるよね。ここに書いてることは全部そうやで。ようこんな言葉思いついたよね。ここに数字が合わさったら本当に経営が良くなると思うんよね。どんどん活動して皆を元気にして欲しいとおもってます。
写真はアーバンベネフィット 取締役会長 木村氏と代表取締役社長竹内氏
- 木村会長と一緒に皆さんを元気にしていけたらいいなと思います。本日はたくさんのお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。


